諸事情で日曜の朝一になってしまった
九州国立博物館行き。
西鉄の太宰府駅に8時55分に着くつもりが、
乗り遅れて、9時13分着。
それでも、開館は9時半なので、
ま、ちょっと待つくらい?
って思った私がチョー甘かった。
前に書いている通りに9時半前に着いて、
すでに長蛇の列。待ち時間ボードには
120分待ちの数字。。。
結局、10時7分頃に、館内にはいり、
エスカレーターに乗ったのが、10時15分かな。
たどりついた入口のでっかい阿修羅の写真に
書いてあった言葉が
やっとアシュラに逢える
爆笑しちゃったよ。
結局45分待ちくらいで入場できた。
待たない私の最高新記録。(^O^)
もぎりのところで、
「阿修羅ファンクラブの方ですね?」と、
別脇に誘導されて、無事に阿修羅のピンバッチゲット。
そして、初めて、音声ガイドなるものを借りる。
初めてだったので、耳にどうやってセットするのか
わからず、しばし、じたばた。
ナレーションは、黒木瞳さん。
薄暗い会場を進んでいくと、
まずは、金堂鎮壇具の部屋。
中金堂を建てる時に、
土地の神さまを鎮めるために
土中に埋めた品々。
水晶がきれいー、玉が大きいー、
あとは、金金きらきら藤原氏って金持ちねー、
くらいの感想。
ちょっとコワイお顔の仏像一体があって、
金鼓(こんく)登場。
またの名を華原馨(かげんけい)。
龍と獅子の装飾が見事な金鼓。
「金光明最勝王経」の「夢見金鼓懺悔品」に
出てくる金鼓を模したものかってとこ?
その金鼓の妙なる調べを聴いて
阿修羅は今までの自分を懺悔したという。
<お経の中のお話。
そして、阿修羅登場。
高校の修学旅行を手始めに
興福寺の国宝館には何度も行っているんだけど、
あそこは、名仏目白押しって感じで、
阿修羅クンは、あの中では小柄だし、
力強さがなくて、繊細でナイーブで、
主役をはれるのか?
と、ちょっと心配していたんだけど、
全然杞憂だった。
見よ、このライトマジック。
闇の中にうかびあがる阿修羅。
スポットライトを浴びて、完全に
その場を制して、すっと立っている。
その姿は、まるで、大スター。
<ちょっと、みうらじゅんさんチックな解釈?(笑)
その周りには、あかりに群がる蛾のように
人垣が二重三重四重と、できている。
すごいな、阿修羅。
近づけないや。←ライヴハウスで前に行けないタイプ。
時計回りにまわりながら、360度の阿修羅を堪能。
来る前に懸念がひとつあった。
TVで、NHKと民放と合計2本、
阿修羅特集を見ていて
360度阿修羅映像を
すでに何度も見てしまっていたので、
実物を見ても、あまり感動がないのでは
ないかと。
全然そんなこと、なかった。
何度見ても、何度まわっても、
もう一回、もう一回って、
阿修羅に吸い寄せられて
離れがたい感じだった。
興福寺の国宝館での
ガラス越しの阿修羅と
さえぎるものがない阿修羅とでは
パワーが違うのかも。
なーんてことも思ってみたり。
そして、阿修羅ファンクラブ会員は、
ここでちょっとした秘密の楽しみが
味わえる。。。
会場で音声ガイドをつけて
怪しい行動をしている人を見かけたら、
それは、阿修羅ファンクラブの会員かも。
みうらじゅん会長の秘密指令が
音声ガイドから・・・←一部、大嘘。(^O^)
そして、次は二番人気の迦楼羅、
鳥の頭を持つ仏像。
火を噴いたガルーダ空港のガルーダ。
蛇を退治する鳥の神なので
蛇年の私は少々びびって見る。
ぐるぐるまわって見ていると、
目がちかっと光って視線が
動いたような気がする一点あり。
幼くあどけない表情の沙羯羅。
蛇まきまき状態。蛇年のよしみで
やや親近感あり。
光明皇后の幼くして亡くなった王子の
面影があるのでは?などと勝手な想像をする。
角と第三の目を持つ緊那羅。
武具をつけていることもあって、
えっ?音楽や舞踏の神様?って感じ。
正面を直視しているのは
金鼓の音に意識を集中しているのか?
そして、獅子冠をかぶり
目を閉じて金鼓の調べに耳を
すましているのは乾闥婆。
どの八部衆もいわく言いがたい複雑な
表情を持つ。そういう繊細な表情を
作りあげた仏師の腕に感嘆を覚える。
白っぽい印象の十大弟子四体。
若い姿の須菩提。
仏教の空をよく理解した人。
般若心経にもご登場の舎利弗。
老人姿の富楼那。
あれっ、あと一体、誰だ?
思い出せない。。。
いずれにしろ、八部衆に比べると、
地味で、あんまりじっくり見る気には
なれない十大弟子さまさまだったりする。。。<おい。
そして、がーんと力強く来たよ。
四方を守る四天王。
部屋の四隅に、がんがんがんがん。
「じぞうこうた」の大阪弁で、
持国天、増長天、広目天、多聞天!!
火炎をバックにしょって、
にらみをきかせるその姿。
どーん、ばーん、どりゃーって感じ?(笑)
そして、絶叫音を出しているのは、
持国天、増長天に踏まれている邪鬼。
無表情なのは、多聞天に踏まれている邪鬼。
そして、広目天に踏まれている邪鬼は。。。
えっ?こ、この表情は・・・もしや・・・
恍惚?
げげげげ。ぞぞぞぞ。
どん引き。。。(汗)
名づけて、どM邪鬼。
そして、このあと、運慶作の釈迦如来像頭部とか、
仏手とか、飛天とか、ヴァーチャル映像とかあったんだけど、
あの恍惚の邪鬼の表情があまりにも衝撃的だったのか、
あんまりよく覚えていなかったりする。。。
あっ、で、あの四天王さんたち、
私、見たことない気がするなー、
気のせいかなー、と思って、
帰宅して調べたら、
仮金堂におはします四天王さまたちだった。
いつもは仮金堂は、公開してないもんなー、
お初だったんだ、どうりで、と納得した。
いやはや、満喫の国宝阿修羅展だった。
*参考資料
週刊朝日百科
日本の国宝 №055奈良/興福寺1
№057奈良/興福寺3
朝日新聞社刊

